春夏秋冬

「あ、あの・・・」


そう言って顔を赤らめて視線を落とす。


・・・可愛い。


彼女が俺に何か用がある事も忘れて、


彼女の事を知りたいと思っていたとき。


「あのっ!」


突然彼女が勢いよく発した声により、


俺の思考は引き戻された。


「・・・何?」

< 3 / 192 >

この作品をシェア

pagetop