春夏秋冬

「持つよ。」


彼女の持っていた沢山の本を


半ば強引に奪う。


その俺の手につられるように


彼女が顔を上げ、俺を見上げた。


「あ・・・」


俺の顔を見た瞬間、数秒固まって

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