キミの心の声を聞かせて
翌日。クラスメートの仕返しが待っていた。
放課後。呼び出されて向かった学校の裏庭。
そこには、クラスメート全員の姿。
あたしは囲まれ、体中を罵らながら殴られ、そして蹴られた。
殴られたお腹が痛い…蹴られた背中が痛い…
誰も助けてくれない。みんな残酷な笑顔を浮かべて眺めるばかり。
気づけば、涙を流してた…みんながその涙を笑って見てる…。
悔しくて…泣きたくないのに…泣いた事が悔しくて…涙が止まらなかった…。
この日から、あたしは誰も信じられなくなった。
心を閉ざして。
死にたくなった事はたくさんあった。
自分が生まれた意味も分からなかった。
真っ暗な部屋の片隅で剃刀を握りしめた事も…あった。
そんな真っ暗な感情を誰にも言えないまま…時は流れ
あたしは、今も戦っている。