キミの心の声を聞かせて
学校…休みか。
学校…休むのどれぐらいぶりだろう?
雄大先輩…大丈夫だったかな…。
傘、持ってたかな?雄大先輩も濡れてなきゃいいのに。
だからって、電話する勇気なんて
今のあたしにはない。
そればかりか、熱が出たことに感謝さえしている自分がいる。
昨日、絶対見られた涙。雄大先輩がどう思っているのか不安でたまらない。
雄大先輩の事を思い出しただけで、胸の奥が苦しくて、涙が溢れてきて…布団を頭までスッポリ被って声泣いた。
こんなに好き…大好き…。