キミの心の声を聞かせて

シュンと雄大先輩との関係もこれといって変わりはなくて
あるとすれば…


シュンとは、腹を割って話せるというか、初めての“男友達”という関係を築いていた。


というより、正解に言うと、シュンが“友達”という関係を築いてくれたと言った方が正しいかも。

シュンは、あたしが気を使わなくていいようにしてくれているんだよね。


ホント…シュンを振ったあたしは、大袈裟だけど、きっと世界一バカなのかもしれない。



ちなみに、雄大先輩とは…



「智樺ぁ~ちょっと肩凝ったから肩揉んでぇ~」



相変わらず、悲しいぐらいにあたしは女の子扱いされてないようで


それとも単に言いやすいだけなのか



最近は「肩揉んで」や「腕揉んで」ばっかりで、雄大先輩のマッサージ師みたいになっていた。




< 170 / 402 >

この作品をシェア

pagetop