キミの心の声を聞かせて

ごく当たり前の家族の風景。


だけど、あたしが両親に学校であっている事を、都合の良いことだけ言って

深い本当の事を言わないように



両親も、また、子供に話して大丈夫な事だけしか話さない。



それぞれが、決して侵さない領域に踏み込まない事で



今のこの生活を保っている。




家族だから、互いの事を全て理解し合う事が



実は一番、難しく繊細な神経を使う事なのかもしれないと


目の前のコロッケを一口頬張りながら


そんな事を考えていた。




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