キミの心の声を聞かせて
「とにかく。あたしのことは放っておいて」


誰かに期待するのは、もうやめたんだ。

誰も信じないし。
誰とも仲良くならない。


友達がいなくても
あたしは生きていける。



また…あの時みたいな…辛い思いはしたくないよ。


あの時…あたしが小3の時。


突然、クラスメートの2人が一緒に帰ろうって言ってきた。

ずっと1人だったから。その子達の言葉が嬉しくて…あたしは喜んで一緒に帰った。

その子達との帰り道。


「どうして悪口言うんだろうね」

「ひどいよね」


なんて言葉を口にしながら、別れ際「あたし達は味方だから」そう言って笑顔でバイバイした。



あの頃のあたしは、それが彼女達の本心だと信じて疑わなかったんだ。


だけど…。




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