キミの心の声を聞かせて
好きな人の好きな人
いつの間にか、強烈な暑さと共に梅雨が明けた夏休み前。
ジリジリと照らす太陽の光は益々暑さを増していき
放課後の部室でクーラーをガンガンつけながら、5曲目の『ブルーバード』を歌い終えた頃には
額から汗が滝のように流れてきて
「もう、無理ぃ~休憩しようよ!!」
情けない叫び声を上げているあたしに
「まだだぁ~あと一曲歌ってからだぁ~!!」と自分も汗だくになりながら
無謀にも6曲目を演奏しようとする雄大達が奏でるリズムが
熱気でむさ苦しい部室の中に響き渡る。