キミの心の声を聞かせて

ひとしきり遊んだあと


いつの間にか人気がなくなった砂浜に腰を下ろしての4人で沈んでいく太陽を眺めた。



「なんか、これって青春じゃね?」


雄大がボソッと言った。


「だな。青春だな」

とヨッシーが笑った。


「なんか暑苦しいけど、いいじゃね」とシュンが微笑んでる。



「そうだね」とあたしも笑った。



4人で眺めた夕日は、凄く綺麗でキラキラしていて。今までで見た中で一番輝いて見えた。



あたしはそっと、この景色をパチリと心の中のカメラでシャッターを押して


アルバムに消える事のない大切な宝物として残した。



この4人で見た夕日を、あたしは絶対に一生忘れない。




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