キミの心の声を聞かせて
「だからさ!俺と一緒に部活やらないか!?」
はい?なんであたしが? あなたと?部活ってなに?
「冗談言わないでください。なんであたしが、あなたと部活をやらなきゃいけないんですか?」
からかうなら、もっとマシなからかい方してよね。アホくさい。
こんな人、相手にしても只の時間の無駄よ。
「あたし、帰りますんで」
そう言って帰ろうとするあたしの腕を
「ちょっと待った!!」
またしても、高村雄大が掴んだ。
「なにするんですか!?」
しかも、さっきよりも痛いし…。どんだけキツク握ってんのよ!?
「放してよ!あたし部活なんか興味ないんですから!!」
「そんな事言わないでさ。お前に見せたいものがあるんだ。ちょっと、ついてきて!!」
「はぁー!?」