キミの心の声を聞かせて


家に帰ってから、自分の部屋で早速、雄大が作ってくれた曲を聴くことにしたあたし。



ベッドに腰を下ろして、パカッとCDのケースを開いたらパラリと小さなメモ紙が落ちた。



なんだろう?と思って足元に落ちたメモ紙を拾って見てみたら



『キミの曲だよ』



そう少し子供っぽい字で丁寧に書いてあった。



雄大…。“キミの曲だよ”って…。


なんだか、たった一行しか書いてないその言葉が、ストレートに心に響いてきて


嬉しくて、小さなメモ紙を胸に押し当てて「雄大、ありがとう」と呟いた。



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