キミの心の声を聞かせて
CDをセットして、イヤホンをはめてベッドに仰向けに寝転がってリモコンのプレイボタンを押して瞼を閉じた。
暫くして流れてきたメロディーは、どこか悲しげで優しいギターの音色。
その音色は、時に強引で、少しぎこちなくて、不器用で…
色んな感情の波を奏でながら、強さを感じさせる心を感じた。
聴き終わったあと、大切な宝物を雄大かもらった気がして。
胸の奥がじんわりあったかくて心の奥に残っていた傷跡が癒された気がした。
ゆっくりと瞼を開けたら視界がぼやけて見えて、自然と涙がこぼれ落ちていたに気づいた。