えがおのしずく。
ユキに引っ張られるままに走って、ある場所に着いた。

そこはあたしが通っていた、中学校…

嫌な思い出がある、中学校…


あたしは走るのを止めた。


まだいじめられてるわけでもないし、もう中学校にクラスのみんなはいるわけでもない。

ただ、足が止まった。

ほんの一瞬、嫌な思い出を思い出しただけなのに…

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