えがおのしずく。
3人で盛り上がって話す中、あたしはちらっとさっきの男の子の方を向いた。

でもその男の子は席にはいなかった。

教室を見渡してもどこにもいない…


「そういえばあの男の子、なんであたしのために励ましてくれたんだろ…」


あたしは考えた。


「未来、何考えてんの?」

「え?何でもない…」


あの頃から少しずつあなたのことが気になっていったんだ。
< 217 / 411 >

この作品をシェア

pagetop