えがおのしずく。
「…星がたくさん見えた次の日は、星の数だけいいことがあるんだよ。」


後ろから声が聞こえた。

懐かしい声…

あたしが好きな声…


「こんばんは。」


そこにはあたしが好きだった人がいた。

雪先生…

あたしは久しぶりに雪先生の顔を見た。

これまでずっと避けてきたから、塾で会っても足元しか見ていなかった。

見れなかった…

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