えがおのしずく。
「…未来ちゃん!」


渡り廊下の入り口から声が聞こえた。


「雪先生!」


雪先生が入り口から現れる。

息を切らしていて、髪がぼさぼさになっていた。


「ごめんなさい…あたし、こうなるとは思わなくて…その、勢いというか…」


うつむきながら話しているといつの間にか雪先生が目の前に来ていた。

そしてぎゅっと抱き寄せられる…
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