えがおのしずく。
いつ渡そうか迷った。

いざ渡すとなると、なんだかどきどきする。

そんなあたしを見て聞いてきた。


「何?」


やっぱり恵美ちゃんはすごいと思った。

あたしのことがすぐ分かる。


「えっと…あの…その…渡したいものがあって…」


あたしはかばんから袋を取り出した。

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