奥手な私と奥手な君
と、その時だった
ブー…ブー…
携帯電話が手のひらで震えちらりと見ると
「岡山さん」
ディスプレイには彼の名字が表示されていた
びっくりと同時にすごく嬉しくて
思わず携帯電話を抱き締めるような形になった
「どうしたんだ雅美、何か良いことでもあったか??満面の笑みだな」
ははは、とお父さんに言われて初めて私が笑顔になっているのに気がついた
伊場君の時はがっかりしたのに…
どうして彼だと嬉しくなっちゃうのだろう
ぱかっと携帯電話を開き、メールボックスを見る
『メールしてみた。迷惑じゃなかった?俺、女の子とメールなんてすることないからさ。つまらないかもしれない。がっかりさせてしまったらごめん。』
絵文字も顔文字もない
シンプルな
男の子って感じのメール
とても内容は短いけれど
その中でも彼の優しさを感じられて…
胸の奥らへんが、きゅうっと締め付けられた
ブー…ブー…
携帯電話が手のひらで震えちらりと見ると
「岡山さん」
ディスプレイには彼の名字が表示されていた
びっくりと同時にすごく嬉しくて
思わず携帯電話を抱き締めるような形になった
「どうしたんだ雅美、何か良いことでもあったか??満面の笑みだな」
ははは、とお父さんに言われて初めて私が笑顔になっているのに気がついた
伊場君の時はがっかりしたのに…
どうして彼だと嬉しくなっちゃうのだろう
ぱかっと携帯電話を開き、メールボックスを見る
『メールしてみた。迷惑じゃなかった?俺、女の子とメールなんてすることないからさ。つまらないかもしれない。がっかりさせてしまったらごめん。』
絵文字も顔文字もない
シンプルな
男の子って感じのメール
とても内容は短いけれど
その中でも彼の優しさを感じられて…
胸の奥らへんが、きゅうっと締め付けられた