Spirit of Dragon~断罪の炎編~
「なんでも、お前さんに用事があるとかないとか」
「はぁっ!?俺ぇ?俺関係なくね?」
「とりあえず、行って来たらどうだ?」
「あー……はいはい」
俺はパタパタと手をふり少女の座る席へと移動した。
「どぉもー、ロインでぇっす」
年の頃なら俺とあまり変わらない17、8か。
細く滑らかな曲線を描く眉に紅がかった瞳。
絹の様な艶やかで繊細な黄金色の髪は肩のあたりまで伸ばしていて、抜けるように透明で白い肌が上は肩から、下は太ももからと短い服装からこぼれている。
端整な顔立ちをしていて十中八九美少女の部類に入るが、どこか活動的な印象があった。
椅子をひき、少女の向かい側にどかっと座ると片手で頬杖をついて尋ねた。
「で、俺に何の用なわけ?
デートがてらお茶でも、ってんならここじゃなくてもっと雰囲気の良い店知ってるぜ?行くかい?」
軽口をたたく俺だが、
「行かない」
低い声で静かに否定された。
緊張のためか、それともわざと“地声”を出さないようにしているのか。
「あ、そ。じゃあ何で俺を呼んだわけ?」
すると少女はホットパンツのポケットからきれいに小さくたたまれた紙を取出しテーブルの上に置いた。
うわ、すっげー足キレイ……じゃなくて!俺は置かれた紙を開いていく。紙は二枚あった。
「はぁっ!?俺ぇ?俺関係なくね?」
「とりあえず、行って来たらどうだ?」
「あー……はいはい」
俺はパタパタと手をふり少女の座る席へと移動した。
「どぉもー、ロインでぇっす」
年の頃なら俺とあまり変わらない17、8か。
細く滑らかな曲線を描く眉に紅がかった瞳。
絹の様な艶やかで繊細な黄金色の髪は肩のあたりまで伸ばしていて、抜けるように透明で白い肌が上は肩から、下は太ももからと短い服装からこぼれている。
端整な顔立ちをしていて十中八九美少女の部類に入るが、どこか活動的な印象があった。
椅子をひき、少女の向かい側にどかっと座ると片手で頬杖をついて尋ねた。
「で、俺に何の用なわけ?
デートがてらお茶でも、ってんならここじゃなくてもっと雰囲気の良い店知ってるぜ?行くかい?」
軽口をたたく俺だが、
「行かない」
低い声で静かに否定された。
緊張のためか、それともわざと“地声”を出さないようにしているのか。
「あ、そ。じゃあ何で俺を呼んだわけ?」
すると少女はホットパンツのポケットからきれいに小さくたたまれた紙を取出しテーブルの上に置いた。
うわ、すっげー足キレイ……じゃなくて!俺は置かれた紙を開いていく。紙は二枚あった。