幼なじみなんて二度と言わせねぇ


「数多くねぇ?」


『絶対参加じゃないからやりたいときだけ・・全員揃うことはめったにない』


「へぇーなんかいいな・・で、その内の誰を連れてくるの?」


『莉奈』


「あ、赤城とよく一緒にいる子?」


『はい。』


「上手い?」


『一般よりは・・でも〜』


「でも?」


『莉奈はもっと上手くなる』


「どうして分かるの?」

『毎日話してて少しずつ声が通ってきている。根拠はそれだけ』


「・・凄いのかな?」


『ううん。これは私の勝手な意見にすぎない。莉奈が上手くなりたいなら私が全力でサポートする。』


「・・」


『莉奈はあの日から荒れてしまった私を助けてくれた。ベースに出会わせてくれた。だから今度は私の番なんです。』


「・・いいね」


『え・・?』


「赤城の耳もそうだけど、その自信と気持ち


・・今から青龍に誘おうと思ったけど諦めるよ〜」

『そうしてください。』

「やっぱり即答・・」



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