幼なじみなんて二度と言わせねぇ


『何言って・・・』


ギュ・・・


苦しいくらい抱きしめられた


「赤城の過去はよく分かんねえ・・・今の俺が赤城を把握してねぇのも承知のうえだ」


『だったら・・・』


そんな事言わないで・・・

「でも、赤城を少しでも分かってやりてぇんだ。安心させてぇんだよ・・・」


何でだろう?


凄く今・・・安心してる


先輩の腕の中が心地よいと思ってる自分がいる


「赤城・・・俺が守ってやるよ」



私・・・


「過去なんて忘れさせてやるよ」


もしかして・・・


「俺しか考えられないようにしてやるよ」


先輩が好き?



< 85 / 115 >

この作品をシェア

pagetop