アタシはアナタだけのお姫さま!?


「ごめーん!!;;
見てなかったっぽい;;」


アタシはそう言って携帯をパタンと閉じる。


「かりんの事だから、きっと寝てたんでしょ?」


っと言ってゆなは、アハハ…と苦笑した。



「うん…だって、眠いんだもん…
家に帰ったらそっこうで寝るし!!」



っと言って軽く笑うアタシ。



「どうせ、授業も、ろくに受けずに寝てる奴が、よくそんな事言えますねぇ。」



「あはは...」



痛い所をよくも突っ込んだな…ゆな…。


―キーンコーンカーンコーン...


「やば!!!鐘鳴ってんじゃん!!!
ダッシュ!ダッシュ!」



そういって走る、ゆな。


「いーじゃん。もう学校目の前じゃん。
それにこれ、予鈴だよッ?」



そう言ってノタノタ歩くアタシ。

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