冷たいプリンセス☆


そして、


二人で下校してた時も、


「音弥くん、一緒に帰ろぉ」


仕方なく一緒に帰った。


そして、飲みながら帰ろうとして、音弥が三人分買いに行った時。



気まずい空気の中、清水さんが言った。


「ウフフ。よく耐えるよねー、桐谷さんも。」


「え?」


「別れてよ、音弥くんと。」


「は?」


「だから、別れてって言ったの。」


「何言ってるの………」


「私、絶対手に入れるから。どんなことしてでも………」



怖いって思った。


でも、


「音弥はモノじゃないのよ?私、別れないから。」



清水さんは鋭く睨みつけ、


「覚えてなさい………」



そう言った。




< 16 / 28 >

この作品をシェア

pagetop