冷たいプリンセス☆
そして、
二人で下校してた時も、
「音弥くん、一緒に帰ろぉ」
仕方なく一緒に帰った。
そして、飲みながら帰ろうとして、音弥が三人分買いに行った時。
気まずい空気の中、清水さんが言った。
「ウフフ。よく耐えるよねー、桐谷さんも。」
「え?」
「別れてよ、音弥くんと。」
「は?」
「だから、別れてって言ったの。」
「何言ってるの………」
「私、絶対手に入れるから。どんなことしてでも………」
怖いって思った。
でも、
「音弥はモノじゃないのよ?私、別れないから。」
清水さんは鋭く睨みつけ、
「覚えてなさい………」
そう言った。