冷たいプリンセス☆
「何言ってるの……?」
「明日から俺のマンションに住め。」
「はぁ?冗談はやめてよっ」
私は音弥から逃れようと身体を動かしたが、全く動かない。
「これは社長命令だ。俺の世話係になってもらう。もちろん、ゆかりには内緒で。」
「いやよっ!」
私は思いきり音弥を突き飛ばした。
「私はあなた達に関わるのはもういやなのっ!だからっ……きゃっ」
私はまた音弥の腕の中におさまった。
「社長命令だ。てかもう手配済みだ。お前のマンションは契約を切って、荷物も全部運んである。」