冷たいプリンセス☆
「菜月……驚いたよ。お前が秘書してたなんて……」
音弥は自分の前髪をかきあげながら言った。
「私もよ……まさか、あなたの秘書やるなんて……」
ホントに驚いた。
予想外すぎて。
音弥とはもう会わないと思ってたのに………
「菜月……今夜話せるか?」
「やめて……もうやめましょう、仕事し…キャッ」
いきなり腕を引っ張られて、ソファに押し倒された。
「ちょっ…何するのっ……いやっ………離してっ」
音弥に手首を強く握られ、身動きが出来なくなった。
「菜月……」
音弥はそのまま、私の首に顔をうめた。
「やだ……やめて………」
「いいにおい。」