素直にカエル3 ~先生と卒業式~
「は、離して!!」
「充電してるから無理」
先生は私の髪をゆっくりと撫でながら、微かに笑った
私はなんだか恥ずかしくて、先生の胸に顔をうずめる
「先生…コーヒーの匂いがする」
「ん?ああ、この間こぼしたからな」
先生とのなにげない会話
なんだか嬉しいのは私だけかな
「南」
「ん?…んッ!」
顔を上げるのと同時に重なる唇
まだ学校なのに…
「可愛いな…」
「ばか」
先生のペースに溺れてしまう