素直にカエル3 ~先生と卒業式~



「…え?」


まさか…福井先生寝ぼけてる?



「まったく…そんなに僕といたいの?」



福井先生はむにゃむにゃと目をこすりながら笑う


な、なんか色気が漂ってるんですけど…


「お風呂は明日一緒に入ろうね…今夜はもう寝よう…」




…い、一緒にお風呂?!



ふ、福井先生もしかして、彼女さんとかと間違えてる?!


これはいいのか?それともやばいのか?


このまま福井先生に合わせておいたほうがいいのかな…



「ほら…おいで?」


優しく笑いながら先生は少し布団に空間を作ってくれた


メガネを外した福井先生はなんだか雰囲気が全然違くて、いつものふわふわとした福井先生じゃなかった



…なんか、めちゃくちゃ男らしい



「…何してるんだ?はやくおいで」


「あ…」



あれこれと考えいたら、福井先生に腕を引かれそのまま布団に引きずりこまれた



…もう、これは福井先生が寝るまで待つしかない



「なんか…お前いい匂いするなぁ…」


布団に入るなり、福井先生は私の首筋に顔を近づけた


そして抵抗する間もなく、福井先生は私の体をそっと抱き寄せる




…こ、こ、これはやばい!!!!



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