素直にカエル3 ~先生と卒業式~
オレは周りを確認し、南を準備室へと入れた
ふわりと甘い香りが鼻をかすめる
南の香り
こいつ…
オレをこんなことでトキめかせてどうするつもりだよ
「んで?話って?」
大人の余裕を見せるも、さっそくオレの手は無意識に南の髪に伸びる
サラサラの黒髪
久々な感触
「あ…その。き、今日クリスマスじゃん?」
きたきた
思わずニヤケる変態なオレ
「うん。で?」
「その…夜になったら先生のお家行っていいかな?」
……ん?