素直にカエル3 ~先生と卒業式~
「…か…吉岡…?」
誰かが私を読んでる
誰?
私はゆっくりと目を覚ます
そこには…
「…お、目覚めたか?」
「…先生」
いつもと変わらない
優しい笑顔の先生
「大丈夫か?体調悪いなら送るぞ?」
先生は自分のおでこを私のおでこに当てた
久しぶりの至近距離
「んなっ!?」
「熱は…ってこれじゃわかんねぇな」
先生はクスリと笑い、体温計を取りに行った
ドキドキ
ドクドク…
心臓が元気になる
顔が熱くなる
私
恋してる