幸せでした
仕事の合間や家事の合間に伊月は奏太とメールをする。


多い時は1日50件以上もメールをしていた。


メールをしていてわかった事。


奏太は隣県で音楽活動をしている。


普段はコンビニ店員。


時間が空けば作詞作曲スタジオ練習。


いつメールをしてもすぐに返事をくれる奏太。


どんなくだらない内容でもすぐに返事をくれる奏太。


(この人いつ寝てるんだろう…)


伊月は心配になった。


朝だろうが深夜だろうが伊月のメールに速返事を返す奏太。


実のところ奏太は眠れていなかった。


バイトに音楽活動と忙しく寝る時間が無かったのだ。


そんな奏太の癒やしが伊月とのメール。


奏太は伊月に一通のメールを送った。
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