‡パルソナ‡ 隻眼の海賊



「はい、どうぞ」


「あぁ、さんきゅー」



レイがお茶を入れたカップをあたしに差し出す。


あたしはそれを両手で受け取ると一口飲んでみた。



が、



「!? グホッ!!」



なんとカップに入ってる飲み物はお茶ではなく、紅茶だったのだ。


おまけにストレート




「だ、大丈夫ですか!?」


「うん、大丈夫;ちょいむせただけだから」


あたしの様子に動揺するレイに、あたしは拭くものをもらうと、ベッドに付いてしまった紅茶の染みをゴシゴシと拭いた。



そうか、こっちのお茶って紅茶のことか;



あまりにも思ってたものと違いすぎるとこうもびっくりするもんなんだな…


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