‡パルソナ‡ 隻眼の海賊



真っ赤になってる自分の顔を隠すかのように目線を逸らすレイ。



「どうしたんだ?何かあったのか?」



もし悩みがあるんなら、言ってほしい。



少しでも、重荷が軽くなるかもしれないから…



すると、レイは目線を逸らしたまま、こう言った。



「……僕は、あなたを守れるように強くなります。覚醒したあなたに勝てるぐらい、強く、強く…


もう二度とあなたを傷つけさせない」



その言葉にあたしは目を大きく見開かせたが、すぐに笑みへと変わった。



「じゃああたしはレイに追いつかれないようにもっと強くなる!!」


そう言ったら、レイはこちらに顔を向けた。



目を大きく見開かせていて、びっくりしてるみたいだった。



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