‡パルソナ‡ 隻眼の海賊
隻眼の海賊
あれから3日後
あたしはベッドで療養したかいがあり、傷の痕は少し残ってしまったが、ほぼ体力は回復した。
そして、あたし達は次の選ばれし者を探すため、お世話になった宿を後にした
「うーッん!!やっぱ体が動くっていいなッ!!」
あたしは街道を歩きながら、肩をぐるぐる回してみる。
つい最近まで、これすら痛みで動けなかったのに、そう思うとやっぱり嬉しいな。
「ご主人、ずっとベッドの中だったっすからね。」
嬉しそうにニコニコ笑顔を浮かべながら、あたしの顔を覗きこむファイ。
その可愛い笑顔反則だろうがッ、コノヤロウ!!
あたしはいつもの抱きたい衝動に駆られるが、そこもいつも通りぐっとこらえる。
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