咲と亮
***
「ぅっわあ~!」
「?!」
亮を待っていると、横から(非常に大きめな)声が。
ビックリして声の聞こえた方に顔を向けると、
「キミが、流川 咲ちゃんかあ!」
「…」
「かわいいねー!」
「…えーと、」
同い年くらいで、背が高くてカッコいいけど
メンズ〇ッグのモデル(よく知らないけど)みたいなギャル男がいた。
カッコいいけど派手だ。
なんか苦手かもしれない。いや、カッコいんだけどね。
「『誰?』って言いたいんだねー!顔に出まくり!あー可愛いなあ咲ちゃん!」
なんでこの人、ワタシの名前知ってんだろう。