咲と亮

***

「で、なんでいるの?琉羽にノブ」

お店の人に注意されまくって、結果、私達は公園で騒ぐことにした。

「だって、待ちに待った咲と亮のデートでしょ!これは覗かない手はないわ!」
「そんな林に目ぇ、キラキラされて言われてもな…なんもないしな」
「そーそー!あったら、大爆笑だよ!自分でね!」
「…流川、って、変?」
「改めて本人目の前にして言わなくてもいいと思うなあ、ノブくん。いくら“空気読まない気にしない無関心”が自慢な咲ちゃんでも傷ついちゃうよ」
「自分の無関心、自覚あんのかよ。直せよ」

< 56 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop