咲と亮
そんな亮に咲は、
「まったくも~しょうがないな…」
と呟いて亮の頭をポンポンと撫でる。
それがくすぐったいのか、亮はフフンと微笑みながら
さらにしっかり咲の肩に頭が乗るように身をよじる。
「(美男美女てイイネ…)」
「(いいなあ安達のヤツ…)」
「(咲ちゃん、うらやましい…)」
「「(はやく付き合えばいいのに)」」
と言うのが周囲の声。
毎度おなじみな2人の仲良し風景は、
(実はひそかに)見守ってるクラス内の人間に癒やしを与えているのは
秘密のお話。