意地悪なキミと恋の勉強



次の日


放課後に、学級委員は居残りで
雑用をしなきゃいけない。



李呼に………


話しかける…



今、名前を呼んだら

声に出したら


また襲いそうだ。





「………船橋」



今の俺には

それが精一杯だった。


悲しそうな顔をする李呼。



「……わかった」




それだけ聞こえたから


教室を出た。



目……見れない…


俺、ホントに

どうした……?




そして、放課後。


担任からプリントを預かり

教室に行くと


李呼の姿があった。



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