意地悪なキミと恋の勉強


ムカつくくらい
白く透明な肌


睫毛なんか、
女の付け睫毛より長いんじゃないかと思う。



鼻もスッとしてて

黒くおっきな瞳。


あごだってシャープで…



焦げ茶くらいの髪の毛が、白い肌にピッタリ。





「……なに…?」


「っえ、ぁ、ごめんなさい…」




やっぱり、かなり見つめていたままだったのか


ちょっと低い声で言われた。



怒らせた!!!!?


綺麗な顔で怒られると
かなり迫力あるな……




「おい、聞けよバカ」


「ば、バカって…!!!」



ひどいなぁ


これでも、一位じゃ
バカヤローっ!!!!



冷たい声で『バカ』
って言ったり……


綺麗な顔して
意外ときついなぁっ、もう。




「おぃ、自分の世界に行くなよ」



おでこをツンと
突かれた。


い、痛い……




「……ふふ」


「…?なに笑ってんだよ。
気持ちワリィな」



「なっ…!!!!」




ひ、ひどっ!!


.
< 14 / 371 >

この作品をシェア

pagetop