意地悪なキミと恋の勉強


なかなか

やめようとしない朱里を



あたしは後ろから抱き締めた。





「……っ…李呼っ!!!?///」




慌てて男を放す朱里。



見渡すと、直人くんはいなくて

あとはみんな倒れてる。




「もういいから……

まだ、何もされてないし…」



「……チッ…
いいか、お前ら。

二度と、李呼に近づくな」



「くそっ………」




そんな捨て台詞を吐いて


男たちは逃げていった。




あたしは


膝の力が抜けて



崩れ落ちた。


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