意地悪なキミと恋の勉強
「李呼?」
「………」
学校を出てから
約10分。
目的地の図書館が見えた。
「おーい、李呼ー」
「………」
二人で図書館に入った。
もちろん、朱里を無視して。
「ちょっと李呼ー。
寂しいよー」
「……」
「なんで無視すんの〜?
俺、なんかした?」
「………」
ダメだ。
全然わかってないっ……
「アンタは………
明日のテストより
女心の勉強を優先しなさいっ!!」
それだけ言って
先に奥へ進んだ。
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