意地悪なキミと恋の勉強



「……離れて、バカ。

ここ、図書館だよ?」



「ん〜?
李呼の手、気持ちいぃ。

今度は俺ん家で勉強しよ?」




……は?


意味わかんないし…




「……なんで朱里の家?」




あたしは、朱里を

引き剥がしながら聞いた。




「だって


図書館じゃ

李呼に触れないから……??」




耳元で


そう囁いた。





「なっ……!!!?/////」




コイツ


勉強する気ねぇな!!!!!





「…遠慮しとく……」




あたしは


ノートに視線を移した。



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