意地悪なキミと恋の勉強
「本当に?よかったわね。」
あんまり綺麗に微笑むから
あたしは赤くなって
俯いた。
「朱里くん、いい子だし。
李呼にはもったいないくらいね」
「ホントだよな〜。
朱里さんみたいなイケメンが
姉ちゃんを選ぶなんて……
明日は、ヤリが降るな(笑)」
……………ムカつく…
なによ、裕貴のクセにっ!!///
「……釣り合わないくらい
わかってる…」
あたしは
トイレに駆け込んだ。
……わかってる…
あたしと
釣り合わないことなんて
好きになる前から
わかってた。
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