意地悪なキミと恋の勉強


はぁ と、李呼が

ため息をつくのがわかる。




「…仕方ないな……

とりあえず手洗いうがい!!!
ほら、早く!!」




李呼に急かされ


洗面所へ向かう。



フラフラして、壁にぶつかる…




俺、どんだけ

甘えん坊なんだよ。




「……李呼〜」


「なに?」


「…歩けない〜」




なんて、言ってみる。



ホントに俺は


李呼を困らすのが大好きだ。





「自分で歩いてよ!!!」




あっさり、言い捨てられた。


チェッ。





俺は大人しく


手洗いうがいを済ませた。



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