意地悪なキミと恋の勉強


「……うまそ…」




リビングにあるテーブルには


旨そうなおかゆが

鍋のまま置いてあった。




ホカホカと湯気が立ってて…


食欲がそそられる。




「なんか飲むでしょ?

お茶でいい?」



「うん、ありがと。

いただきます」





おかゆを茶碗によそって


口に運ぶ。





「どぅ?美味しい…かな……」



李呼が心配そうな顔で

お茶を持ってきた。





「李呼、味見した?」


「えっ……」




李呼が、悲しそうな顔をする。


……クク…可愛いヤツだな。



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