意地悪なキミと恋の勉強


あたしが言うと


恭は目を見開いた。




「マジかよ!!?
ついに入試も一位…

さすが李呼。天才ちゃん」




よしよし と


頭を撫でられた。



恭は、前からこうやって

あたしの機嫌をとる。




……あたしも


これで許しちゃうんだけど…




「恭だって、頭イイくせに…」


「李呼ほどじゃねぇよ。
……まぁ…

ここに来たのには
理由があるけどね…?」




…理由??



「何それ??」




舞結も、不思議そうな顔をする。



恭にも


なんか理由があるんだ…



.
< 242 / 371 >

この作品をシェア

pagetop