意地悪なキミと恋の勉強
あたしが言うと
恭は目を見開いた。
「マジかよ!!?
ついに入試も一位…
さすが李呼。天才ちゃん」
よしよし と
頭を撫でられた。
恭は、前からこうやって
あたしの機嫌をとる。
……あたしも
これで許しちゃうんだけど…
「恭だって、頭イイくせに…」
「李呼ほどじゃねぇよ。
……まぁ…
ここに来たのには
理由があるけどね…?」
…理由??
「何それ??」
舞結も、不思議そうな顔をする。
恭にも
なんか理由があるんだ…
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