意地悪なキミと恋の勉強


朱里の顔を見る……



涙で霞んで

ハッキリとは見えないけど…



……大好きな、朱里がいる…




あたしは、一番愛しい人に


自分が出来る

最高の笑顔をあげた。






「……言いたいことは?

それだけ…?」



「…ぇ……」




朱里の冷たい声に


顔を上げる。



……朱里…

やっぱり……ダメ…?









「……もう、いっか」



「ぇ…きゃぁ!!!////」




いきなり、抱き寄せられ


朱里の胸に収まる。



……温かくて

心地いい…




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