意地悪なキミと恋の勉強
フタリのショウハイ
「…ねぇ、授業始まってるよ?」
あたしは、抱き締められたまま
聞いてみた。
「…サボろっか」
「……」
これが、秀才くんの余裕。
……ま、いっか。
どうせ、テスト返しだもん。
あたしたちは、一時間目を
サボることにした。
そして、朱里と二人
まったりと寝転ぶ。
ポカポカ陽気が
気持ちいぃ〜……
「……ねぇ朱里。
テスト、何が返ってきた?」
「歴史と国語と……科学?」
ぁ、あたし
「あたし、もらったっけ?」
「しらね」
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