意地悪なキミと恋の勉強


「……むぅ…」



朱里の甘い誘いには

どうしても逆らえない。


……さっきまで、あんなにムカつくことを言ってたのに…




「急に優しくなるのは

………ズルいぃぃっ!!!////」



…とかなんとか言いつつ


両腕を広げる朱里に飛び込む。




「…よしよし」



頭を撫でる朱里の手が

気持ちいぃ…



あたし、朱里にハマり過ぎ。


……朱里は



あたしにハマってくれてるかな?



「ねぇ、朱里は
あたしにハマってる?」


「………は?」



あたしが可愛く(?)聞くと

眉間にシワを寄せる朱里。



.
< 326 / 371 >

この作品をシェア

pagetop