意地悪なキミと恋の勉強
「ちょ、なにっ……」
「あぁあ、本当は
唇にするつもりだったのにな」
なっ!!!/////
自分で顔が赤くなってるのがわかる。
何、過激なことを
サラッと言ってんのよっ!!!
「……ま、いいや。
デコちゅーでも」
ムカつく
ムカつく
ムカつくっっ……!!!!!!!!
「キスしといて
なんだそれーーーっ!!!!!///」
バシッ
あたしは、カバンを朱里に向かって投げつけた。
ちょっと泣きそう。
「おでこだって……
キスだも…ん……」
うぅ……
情けないっ…
あたしは、顔を両手で覆い
俯いた。
「……ぇっ…と…」
ほら
朱里が困ってる。
泣きやまなきゃ…
早く……
すると
朱里は誰かと電話を始めた。
資料室から出て行ってしまう。
一人になったところで
ほっとため息をついた。
『だから…〜〜〜……』
よく聞こえないな…
誰と電話してるんだろう。
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