意地悪なキミと恋の勉強


「……ねぇ、朱里…」







ドサッ



「……可愛いけど?
めちゃくちゃ」


「…………へ…」




背中には

冷たいビニールシートが。



……まさか




「……ちょ、あかっ…ん…」




じたばたする隙もなく


唇を押し当てられる。



やっぱり

押し倒されてた?





「……ん、ん…っぁ…」



「あんまり可愛いことばかりしてると、襲っちゃうよ?

言いなりさん?」




ゾクリ


笑顔なのに、背筋が凍る…;





「…さ、行こうか?」


「うん……」



言いなりになれる気がしない…



.
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